「究極のエンジンを求めて」 兼坂弘の毒舌評論
再購入
エンジン好きならこの本をご存じかも。初代、続、新と3冊発行されていて3冊とも持っていたのです。しかし数年前に初代を紛失していまいあきらめていたのですけど、ヤフオクで試しに検索してみたら出ていたので落札・購入しました(1,400円)。もう手に入らないと思っていたのでうれしいです。
■このシリーズは元々モーターファン誌に連載されていたものから抜粋収録したものです(連載開始は1983年9月)。僕がモータファン誌を最初に買ったのは中学生の時だったと思います(見ると一番古いのは1982年8月号)。学生の身で毎月買うことは出来ないので、気に入った車が出たときだけ買っていたようです。その時はこの小難しい連載を読んでいなかったのですけど、何年か経って初めて読み、面白くてさかのぼって読んだ記憶があります。
■兼坂氏は元いすゞのエンジン設計者。管理職への昇進を蹴っ飛ばし、会社から睨まれながらエンジン設計を続けたほどの根っからのエンジン好き。上司と喧嘩して、いすゞ退職後はエンジンコンサルタントになり、その頃から連載されていたのではないでしょうか。この連載が面白かったのは技術的な話はもちろんですけど、毎回冒頭でどうでもいいような時事放談で始まり、また独特の文体に味があってとってもEーのだ。けど、なんと言っても一番の売りは痛快な毒舌にあります。メーカーの技術者をコドモと呼び、設計の悪いところを見つけるとカーッと頭に血が上りメッタ斬り。エンジンとミッションの結合には厳しく、ヘッドボルトが塑性域角度締付法じゃないと、ねじの締め方もシラネーのかとぶちまける。メーカにここまで言える人がいるんだぁとワクワクしながら読んでました(メーカから見れば厄介者か)。でもミラーサイクルの話になると延々とページを使って自説を語ってしまう。そのミラーサイクルエンジンがマツダから発売された時(ユーノス800に搭載)は喜んでましたけどね。でも売れずに1代限りでエンジンは消えてしまいました。今はプリウスのエンジンに中途半端にミラーが使われているようです。
■技術論は素人には難しいのですけど、挿し絵の解説がわかりやすくて何度か読むとわかってきます。しかし連載はとっくの昔に終わっていて、モータファン自体も何年か前に休刊状態となってます。現在のエンジンでの毒舌評論が読みたいです。
■本物の解説者!兼坂弘 [2ch:自動車]
このスレッドはすでに2chから消えているので、リブの中に残っていたログをhtmlに変換しました。兼坂ファンは意外と多いですね。
| 今回再購入したのがこれです(定価2,900円) |
シリーズ3冊を並べてみました |
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| 1G-GTEUの冒頭 |
1G-GTEUの挿し絵
(しかしほとんどがミラーサイクルの図) |
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