| メカマニアの出張診断シリーズ 第1弾 社外ダウンサス装着後に異音発生!→解決 (BP5A レガシィ ツーリングワゴン 2.0 GT spec.B編) |
| 2004/4/17 |
メカマニアの出張診断シリーズ 第1弾
社外ダウンサス装着後に異音発生!→解決 (BP5A レガシィ ツーリングワゴン 2.0 GT spec.B編)
シリーズ第1弾と書いていますけどシリーズ化する予定は全くありません(笑)。
当サイトをご覧いただいている読者の方からメールで相談がありました。何度かメールでやりとりをしたのですけど、やはり見てみないとわからないということで出張診断してきました。
■あらかじめ分かっていることは以下のとおり。
・ダウンサス装着前には異音無し
・特定の場所なら確実に異音発生。音は「ゴクッ」というもの。
・発生箇所は明確に分からず。
・装着ショップでは別ロットのバネを装着したり、異音防止用のゴムを追加したりと色々対策してもらったけど改善されなかった。
(ここまでしてくれているのでショップを責められないかなと思ってます)
・ディーラーではスプリング以外の部分を調べてもらったが、増し締めを2箇所したのみで異常なし。
■こんな状況で今日出張診断に向かいました。場所は確実に再現するという依頼者の方の自宅駐車場。
■まずは発生箇所の特定です。スプリング以外に原因があることも想定しました。手順は以下のとおり。
1.同乗し、異音の発生箇所の特定およびを音質を確認 →左前から音が発生。ゴキッ、パキッという感じのにぶい音。
2.僕が車外に出た状態で再現してもらい左タイヤ付近に近づいて音を確認 →タイヤの上下に合わせてパキッという音が出るのを確認。
3.ジャッキで少しずつボディを持ち上げサスペンションを伸ばしてみる。 →パキパキと音が再現。
4.掃除機のホースを使い、片側を耳に当て反対をサスペンションに向け、ジャッキを上下して音を出しピンポイントで場所を特定。
結果はスプリングの下部から音が出ていることが判明。
■原因
・スプリング下部を見ると異音防止用のゴムが巻いてあります。しかしこのメーカーのスプリングはスプリングシートに接している一部がタイヤの上下に合わせてスプリングが動きます。そのためこのゴムとスプリングシートがこすれ合って音が出ていることが判明。(STIサスとは構造が違います→後述)
■対策
・タイヤの上下に合わせて動いてしまう部分のゴムをカット。
・10回程度再現確認を行いましたが再現せず解決。
■STIダウンサスはどうなの?
・下に写真を載せておきますが、STIサスの場合装着した状態ではスプリングの一番下は完全に密着してます。タイヤが上下に動いてもスプリングの最下部はスプリングシートから離れません。STIサスをよく見ると巻き数は同じものの下から2段目の位置が下寄りにしてあり最下段を密着させている模様。なので構造的に今回と同じ現象は出ないと言えます。
でも僕のB4では割と頻繁に「キュッ、キュッ!」と音が出ます(笑)、が気にしていないのでそのままです。発生箇所の特定もしてないです。
■感想
・社外品を付けたら異音は仕方がないと思っていましたけど、原因を調べて簡単なことなら解決できるということがわかり勉強になりました。
・異音防止用(線間密着音対策)のゴムが異音の発生源になっていたとは驚き。
・ショップやディーラではリフトで一気に車を持ち上げてしまうので、バネが伸びきった状態では原因を見つけられなかったのだと思います。
・やっぱり異音の特定には自家製聴診器(掃除機のパイプなど)がとても役に立ちます。僕はいつも手近にある紙を丸めて使ってます。
・とにかく解決できて良かったー(笑)。行った甲斐があるってものです。
タイヤの上下に合わせて矢印の部分が動くため
ゴムとスプリングシートがこすれ合い異音が
出ていることが判明↓動く部分のゴムをカットすることに ↓ゴムのカット後。これで解決 ↓カットしたゴム ↓STIサスの場合も同様にゴムが巻いてある
けど、最下部は密着していて動かないため
同様の異音は出ない(写真は自分のB4)↓STIサスは2段目を下寄りにすることにより
最下段を密着させている模様