レガシィB4 2.0GT spec.B

ダイレクトアーシングシステム


2004/1/14

レガシィ B4 2.0GT spec.B(5AT) アーシングキット 購入
 アーシングはフラシーボ効果じゃないの?と疑っているヒネクレ野郎ですけど試しに買ってみました(笑)。でもフラシーボなんて言っておいて、アーシングについては全くの初心者です(汗)。何も考えずにサッと見つけた製品を購入。買ったのはKaiPowerダイレクトアーシングシステムというもの。8sqの線を使った8ポイントアース(エンジンは3ポイント)。8ポイントをターミナルに集合させ直接バッテリーに接続するのでダイレクトアーシングの名前が付いている様です。BL/BPターボ用のキットになっていて7,800円。詳しい写真入りの説明書が付いてます。BP/BLは元々純正でアーシング性能が良いとかアーシングでパワーが落ちたなんて話も聞いているのでいまいち心配ではあります。まあダメなら外すだけですけどね。今になってアーシングについて検索してみるとたくさんのサイトがありますねー。8sqでは細いくらいなのかなあ。14sqくらいにしないと違いが分からないのか。。まあやる前から考えていても仕方がないので週末にでも取付けてみます。

8sqの線材。BP/BL用に配線カット済み 説明書は写真が豊富でわかりやすいです
2004/1/18

レガシィ B4 2.0GT spec.B(5AT) アーシングキット 取付
 昨日は雪だったので今日取付を行いました。
使用工具は、プラスドライバー、8と10mmのスパナとラチェットレンチ。配線は規定の長さにカットしアンプも締めてあるので、ただ取り付けるだけですね。
■取付:説明書を見ながら取付。写真があるのでわかりやすい。奥まったところは手や工具が入りづらいのでちょっと面倒。一通り配線が終わって、あとは端子集合部をバッテリーに取付るだけ。しかし付属のボルトでしっかり締めてもいまいち緩い。もうちょっと、もうちょっとと締めていたらねじ切ってしまいました(汗)。。仕方がないので純正のバッテリー締め付けボルトを使い慎重に締め付け。配線をタイラップで固定し、カバー類を取付終了。寒さに震えながらのんびりやっていたら1時間30分くらい掛かってしまいました。
■感想:バッテリーを外したからか始動直後はやや低速トルクが落ちていて、今までよりもアクセルを多めに開けないと同じ加速が出来ないっていう感じでしたけど、しばらく走ったら元に戻りました(最初は焦りました)。その他、五感を澄ませて慎重に違いを確認したのですけど、ノーマルとの違い(効果)はわかりませんでした。オーディオの音も変わりなし。アーシングを行うと各部の電位差が低くなるのは確かだと思いますけど、それが性能に現れるかは車によるのでしょうかね。僕には体感することができなかったです。

↓アーシングキット取付後のバッテリー周辺 アーシングキット取付後のエンジンルーム
アーシングキット取付後のエンジンルーム 各カバー類を付けて完成
(なるべく配線が見えない様にしたので
 地味ですね)
2004/1/23

レガシィ B4 2.0GT spec.B(5AT)
 アーシングキット取付以来、低速トルク低下と燃費悪化

 感覚的な問題もあるので一週間じっくりと様子を見てみました。
■取り付けたときにも書きましたけど、取付直後は低速トルクが明らかに低下しました。でもすぐに元に戻った感じがしたのですけど翌日乗ってみるとやっぱりトルクが減っている。アクセルの踏み込み量が大きくなってます。
■備え付けのR-VITは、通常インジェクター噴射時間(ms)を表示させているのですけど、これまでと同じ加速を得ようとすると今まで以上に数値が跳ね上がります。参考に従来通常の発進では3.5〜5.4msくらいで足りてましたが、今は4.5〜7msくらいです。なので燃費も落ちました。
■アーシング取付前から通勤時には燃費を計っていました。朝燃費計をリセットし、エンジンを始動してすぐにエンジン回転を下げます(アクセルチョン踏み)。水温20℃になるまで軽く暖機(1分ほど)。その後走行をして1km後に最初に表示される燃費が従来(先週)は4km/Lくらい。ところが今は最初に出る数値は2km/L台です(取付翌日から)。その後走行するに従って燃費計の数値は上がっていきますけど、平均すると0.5km〜1.0km/L程度は落ちている感じです。ただこのところ気温が低下しているので基本噴射量は増加しているはずです。ただ気温が低下すれば加速は良くなるのに、低速トルクが低下しているため数度レベルの気温低下はあまり関係ないと考えてます。
逆にオーディオは少し違いがわかった気がします。若干低音の締まりがいいですかね。
■まとめ:どうもマイナス面ばかり目立つので、思い切って一度外してみるつもりです。これでトルク感が元に戻ればアーシングの影響で調子のバランスが崩れていたと言えます。逆に全然変わらなければ僕が神経質になりすぎていたと言うことがわかります。いずれにしろ今のままでは自分が納得できないですからね。今回はアーシングの中でも8sqと一番細い部類なのですけど、22sqくらいにすればまた違うのだろうなあと気にはなってます。

2004/1/24

レガシィ B4 2.0GT spec.B(5AT)
 アーシングキットの一部を撤去。低速トルクが甦った〜

 昨日、低速トルクが低下し燃費が悪化したと書きました。もしかしたら気のせいかも知れないという思いもあったのでアーシングの一部を外してみました。外したのはエンジンに接続している3ポイント。
走ってみると、あーやっぱりと確信。低速トルクが元に戻りました。少ないアクセル踏み込み量でグイッと加速するこの感じ。R-VITでインジェクター噴射時間を確認してみると、通常の加速では5.8ms以下で走行可能になりました。エンジンが暖まった状態で、普段試運転に使っているコース(R22をメインにした20kmのコース)で低速トルクや燃費を確認。R22での発進でも6.0msを超えることなく加速可能。コース一周後の燃費(燃費計表示)は11.2km/L。アーシング取付直後に同コースを走ったときは9.8km/Lでした()。まあそれぞれ1回ずつの試験なので絶対とは言えませんけど、自分の五感を信じることにします。とにかく元に戻って良かったです。
あと今回の件でアーシングを全否定するつもりはないです。バランスだと思います。少なくとも今回の事で”変化”が起きることがわかりましたからね。使ったアーシングキットが8sqという細い線材だったのですけど、22sqの太いヤツだったらいいかもしれないと密かに思い始めてます。
(注)試運転時の燃費はどちらも良い数値ですけど、普段のトータル燃費はこんなに良くないです。試運転は暖機完了後でかつ流れの良い国道を一定区間のみ走っている区間燃費です。

2004/1/31

レガシィ B4 2.0GT spec.B(5AT) アーシングを再検証
今回の検証はあくまでも特定の製品+私のB4固有の情報です。そのため他社製アーシングキットや自作品などではどうなるのか分かりません。また測定誤差や体感上の違いもありますし、車両の個体差により他のBP/BLレガシィでどのような結果になるのかも分かりません。この情報を元に自動車メーカーやディーラー、アーシングキットメーカー等へのお問い合わせをするのはご遠慮願います。

 今までの経緯はアーシングキットのページをご覧下さい。
■経緯を簡単にまとめると、アーシングを付けたら”低速(低回転)トルクが減った”・”燃費が落ちた”ので結局外してしまったというものでした。とはいえアーシングキットを取り付けていた期間はこの冬の中でも一番寒い時期であったため影響を受けた可能性もあります。そこで短時間の間に付け外しを行い可能な限りデータを取ってみました。ただし今回はピークパワーの向上の有無については全く考慮していません。またここで言う低速(低回転)トルクとは、ターボが効くまでの1,500〜2,500rpm辺りを言ってます。
■アーシング取付の効果を見る上で一番ネックとなるのがバッテリーターミナルからマイナス端子を外すことにより、空燃比補正値がクリアされてしまうこと。このせいで感じる”体感”をアーシングの効果と勘違いしてしまうことがあります(新型レガシィもクリアされてしまうのかは未確認です)。
そこで今回は暖機を終了させた状態(水温85℃)で
バッテリーターミナルからマイナス端子を外さずにアーシングの付け外し作業を行いました。ただし付け外ししたのはエンジンアースの3ポイントだけです。(バッテリーを外さずに作業すると何が起こるか分かりませんので真似をされない様お願いします)

アーシング取付状態 エンジンポイントのみ取り外し


■アーシングキット取付
最初はノーマル状態からアーシングキットを取付。エンジンの始動性に変化無し(元々「キュッ、ブーン」で掛かる)
発進。先回取り付け直後に感じた低速(低回転)トルクの落ち込みは体感できず。やっぱりあれはバッテリーを外した事によるものだったのか。その後いつもの試験コース(R22号での20km)へ移動し燃費計測開始(電気負荷の影響を低減するためにオーディオ、エアコンはOFF)。と同時にアクセル開度と加速感をチェック。発信時は気にならなかったものの、AT5速のロックアップ状態(60km/h)から軽い中間加速でやや重さを感じる。そのためR-VITの”アクセル開度信号(V)”と”インジェクタ噴射時間(ms)”を2ポイント(アクセル開度信号1.00と1.24V時)で控えておく。この2ポイントは5回ほどチェックしすべて同値でした。(下表参照)
区間燃費は11.5km/Lと先回の9.8km/Lよりも良い数値になりましたが、それは今回コースを一部変えたためと思います。(若干混む箇所があったためここを排除)。

■アーシングキット取り外し
エンジン始動直後のアクセル開度信号電圧に変化があるかもと予想していたものの変化無し。
発進。出足のトルク感に変化無し。次にアーシングキット取付時に変化を感じた軽い中間加速を試す。今度はいつもどおりで重たさを感じない。と同時に同一アクセル開度信号時のインジェクタ噴射時間が明らかに長くなっている(=パワーが出ている)。一瞬、燃費が悪くなるのか?と思ったけど、その分加速感も良いため前を走行している車にすぐ近づいてしまう。。逆にアーシングキット取付時の加速感に合わせてアクセルを開けていくと、1.18V辺り(インジェクタ噴射時間は5.2msくらい←曖昧な記憶)で同じ感じ。ということは同じ加速なら少ないアクセル開度&燃料噴射量で済んでいることとなります。下表の表示が5.8〜6.1msとなっているのは、アーシング取付時とは違いドンドン加速していってしまうので1.24V時に読みとるのが難しく一瞬見えた値がバラついたためです。一応アクセル固定で見てもこのどちらかの値でした。
走行途中に交差点で止まったときのアクセル開度信号電圧は、ノーマル状態の方がやや高いかな?って思います。下表は0.62〜0.64Vと書いているのですけど、この間をふらついている感じなのです。アーシングキットを付けている時はアーシングの効果で電圧が若干低く出ているのかもしれません。今回、試験コースは信号タイミングが同じ状態で走行できました。若干混んでいたかな?という程度です。区間燃費の結果は12.8km/Lとなりました。乗っていても思ったのですけどエンジン回転を上げずに少ない燃料噴射量で加速できているから良くなりそうだなと。それがそのまま結果に出た感じです。ただしアーシング取付時の方がアクセルオンオフを多くやったので、実際の差はもっと少ないと思います。

情報(R-VIT アイドリング
(始動直後)
アイドリング
(走行途中)
中間
加速1
中間
加速2
区間燃費
(燃費計)
アーシング
取付

(外気温3℃)
アクセル開度電圧 0.66V 0.62V 1.00V 1.24V 11.5km/L
インジェクタ
噴射時間
1.7ms 1.7ms 4.3ms 5.6ms
ノーマル状態
(外気温6℃)
アクセル開度電圧 0.66V 0.62〜0.64V 1.00V 1.24V 12.8km/L
インジェクタ
噴射時間
1.7ms 1.7ms 4.3ms 5.8〜6.1ms
(注)試運転時の燃費はどちらも良い数値ですけど、普段のトータル燃費はこんなに良くないです。試運転は暖機完了後でかつ流れの良い国道を一定区間のみ走っている区間燃費です。

■まとめ
後付のアーシングキットは変化が分かりにくいことはあっても”悪化することは無い”と言うのがメーカーの売り文句な様です。ですけど今回の検証で自分のB4では数値上の”変化”を見ることはできましたが、その変化の方向が僕のB4では悪い方向へ行っている様に思います。

特に新型レガシィはアクセル開度も電子制御アクセルのため電圧で情報が伝わっています。さらにエンジンだけでなく各所に多くのセンサー類が使われていて、またその多くが電圧信号として伝送されます。なのでアーシングをしてアース抵抗を下げるとうことが各センサー類からの信号に変化を与える可能性があると思うのですけど、そのすべてのデータが”良い”方向へ変化すると言い切れるのか?と、余計に疑念が深まる結果となりました。やっぱりバランスだと思うのです。もしかしたらピークパワーは上がっているのかもしれませんけどね。

ただ今回の検証で惜しまれるのは、”加速G”を計測できなかったことです。つまり文中に出てくる加速の比較は、あくまでも加速感であって定量的な数値ではないことです。つまり一番肝心なデータを体感に頼っているため、自分としても言い切ることができないという歯切れの悪いものになっています。また今回の検証だけですべてを語ることができないことも分かってます。あまりに貧弱な検証です。しかし個人でやれることには限界もありますので、この辺で勘弁してください。

■アーシングを否定しません
最後に。以前も書きましたけど僕は今回のことでアーシングを否定するつもりは全くないです。逆に変化があることを確認できて良かったです。つまり車によってはその変化が良い方向へ向かうこともあると言えるわけです。また今回取り付けたアーシングキットは8sqの安物であるため、14〜22sqの大径ケーブル品(湾岸製など)ならまた違った結果となっていたかもしれません。いつか機会があれば試すつもりです。あと、レガシィのディーラオプションにはアーシングキットがありますけど、あれの効果ってメーカー(スバル)は検証しているのでしょうかね?ご存じの方がいらっしゃれば教えてくださいね。データがあるなら見てみたい。

■ボディ用5ポイント分のアース線は残してあります
今回の製品は8ポイントアースなのですけどエンジン以外の5ポイント(ボディーアース線)は取り外していないのです。なぜかというとオーディオの音が良くなっている様に感じているから。逆に言うと他にデメリットが無いからです。ボディーアース(GND)に電気を流しているのはコスト削減のため(配線が半分で済む)であって、本来ならばマイナス側の配線が必要です。なのでボディーとバッテリー間に関しては追加アース線があった方がいいと思っているんです。

■エンジン音について(追記)
書くのを忘れてました。先回付けた時には何となく感じた程度なのですけど、今回も何となく程度に感じたのがエンジン音の変化です。B4のエンジン音は静かなようですけど、僕の車は「ガサガサ・・」って結構ガサツな音を出しながらエンジンが回るのですけど、エンジン部にアースを付けた場合はこの音がマイルドになった感じがしました。何でエンジン音に違いが起こるのか分からなくて今までは書いてませんでした。なぜなのかなあ。

■参考リンク(追記)
Project-E ←今回の文章を書いた後に拝見しました。すごく詳しいですね。やっぱり悪い方向へ行くこともある様で、それをどうやったら解決できるのかなど色々研究されているようです。僕はキットとしての善し悪しだけを見ていたことになりますね。ちょっと改良してみることも検討します。
アース強化の謎 ←昔から勉強させてもらっているサイトですけど、アーシング完全否定です(笑)。さらに最後にリンクしてある逆電流の実験には驚いた〜。


■レガシィ B4のページへ戻る



http://www.mechamania.net/